修理完了と豪語してしまっていましたが、私のKP-8080... 実はAUTOモード等でトーンアームが自動で動いてくれていませんでした。
カートリッジは手でレコードの上まで持っていってDOWNボタンで落とすと言う方法でやっていました。
ですからレコードが終わっても、アームが持ち上がるだけで戻ってきてくれませんでした。
先日、ヒンジも治ったので、この連休に修理を開始しました。
ネットでダウンロードしたサービスマニュアルには、トラブルシューティングがあったので、それを一つ一つ確認しながら調査してみました。

これを見ると、アームが持ち上がるのでIC15の確認になります。

このクリップで挟んでテスターでチェックします。 動作は問題なし。
順に確認していくと、結局、モータ不具合に辿り着きました。
モータにはAUTOで約7Vちょっと。 トーンアーム動作ボタンで4Vくらいの電圧がモータ両端に印加されているのを確認できました。
モータ不具合の確認の為、モータの配線を外し、単体でモータの抵抗を確認した所、コイル断線もありませんでした。
んじゃ、アームが動かないのは何故でしょう。
実は手でモータ軸を触るとしっかり回転しておりました。 CDデッキの開閉トレイが動作しなくなる原因と一緒で、プーリー同士をゴムベルトでつないでいたものがしっかり滑っていました。
ベルトを外してアルコール拭きしてみましたが変化無し。

こうなったらこのベルトは輪ゴムでつなぐしか無さそう。 ちょっと幅広の輪ゴムを見つけたので、これを使うことにしました。

見た目、不安になりますが、テストしみました。 (上図の緑のもの)
今度はしっかりアームが動いてくれました。
(動画を下記に貼り付けてみました。 ちょっと動きがおかしく見えますが実際の動作はスムーズです。)
とりあえず、全てのモードが問題なく動くようになりました。 ベルトの不具合が再発するまでは、この状態で使い続けます。