パイオニア F-120Dの調整 |
かと言ってL-02Tは中古でもかなりの価格です。
私が最初に購入したチューナは高校生の時(3X年前?)で、パイオニアのF-03というサーボロックが付いたFM専用チューナーでした。 ちょっとチューニングがずれても強引に周波数を合わせてくれました。
最初に買ったチューナーがパイオニア、 また音が良いという評判もあり、F-120、F-120D,F-717辺りで程度が良くてジャンク品の安価なものをヤフオクなどで物色しました。
幸い、外観が綺麗なシルバーパネルのF-120Dを手に入れることが出来ました。
本当はブラックが欲しかったのですが、サイドウッドまで付いてますので、外観上はまずは満足です。
では、通電です。
前オーナーさんからの報告では、電源が入らない、ステレオにならないなど下手すると正常復帰不能かと思いました。
...が、電源スイッチを入れると普通にディスプレイに数値表示が出ました。
さらにアンプに接続すると ...何も聞こえません。ステレオモードでは何も聞こえません。 MONOにするとNHK-FMなどがシグナル表示が1個で何とか受信出来ました。
受信感度...ガタ落ちですね。 ...部品故障や劣化で無い事を祈ります。
受信周波数も0.2MHz程度低めにズレていました。
F-120D特有のタクトスイッチ劣化は無いようです。全てのスイッチがしっかり反応してくれます。
さて、ここからはこのF-120Dの調整になります。
チューナ専用の測定器や信号発生器は持っていませんが、アマチュア用の機材を駆使して調整か出来るか試してみました。
使用機材: テスター (FLUKE製)
ディップメータ(三田無線)
オシロスコープ
FMトランスミッター(NS73M 秋月電子)
コアドライバ
精密ドライバ
信号発生器(1KHzの正弦波を出力。iphoneアプリで代用)
FMトランスミッタは、FMセパレーション調整とPILOT信号のLeakの調整に使います。
まずはフロントエンドの調整。
調整方法は、ひろくんのホームページと英文サービスマニュアルを参考にしています。
1.90MHzと76MHzのTP16の電圧調整。
使用機材はテスターのみ。
アンテナ未接続。
90MHzに表示を合わせ、L104を調整しDC 24.5V(±0.2V)に合わせます。
こいつは24V(-0.5V)だったので、要調整でした。
76MHzで8V(±0.5V)である事を確認します。
下記の通り、ちゃんと入ってますね。
次はトラッキング調整です。
この作業は根気が必要。
ちょっと長くなりましたので、この先は次回へ続く。